2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

さくらの部屋2022-一本の桜とともに-

さくらの部屋2022-一本の桜とともに- 一本の桜とともに-ベストセレクション-今年の一本桜も見事な花を咲かせましたそこで今日はこの一本の桜を見続けて,今までの写真から選り優りの名シーンをお送りしますお楽しみ下さい。振り返って見ると、撮影の技術…

さくらの部屋2022-天の川とともに-

さくらの部屋2022-天の川とともに- 天の川とともにというわけで合成してみた今季の満開の時期がちょうど月明かりの時期と重なっていたので,一緒にきれいな天の川は撮りづらかったのですというわけで組み合わせてみたのでした微妙に無理がありましたがイメ…

さくらの部屋2022-巡る星々-

桜の部屋2022-巡る星々- 巡る星々薄く雲が流れる夜でした

さくらの部屋2022-咲き始めの恥じらい-

咲き始めの恥じらい 4月19日撮影 ひたすら桜ですみません

さくらの部屋2022-昇る天の川-

桜の部屋2022-昇り始める天の川- 昇り始める天の川今年は花の盛りと月の出がシンクロしていて,夜空に月の懸かる夜が多かったように感じましたですから天の川が出る深夜は月の光で天の川が薄くなってしまいます今年の桜で天の川とからめる写真はこれが初め…

さくらの部屋2022-月の出の前に-

月の出の前に 昨夜4月20日撮影 月の出に桜の樹の下で会おう こんな約束をいつかはしてみたいと思っていた 月の出の時刻に合わせる生活など 今の時代には誰もしなくなってしまった しかし,今夜も月は出る 今夜会えなければ50分遅れで明日 また50分遅れてあさ…

ふくろうの鳴く静かな夜

夜の桜 以前この桜をやはり夜撮影していた時私の横をカモシカが全速力で駆け抜けて行きました。真っ暗ですから見ることはできませんでしたが,走っている時の堅いひづめの音や黒い塊の大きさなどからカモシカだと直感しました。以前に近くの藪の中でカモシカ…

さくらの部屋2022その2-変化を見届ける-

さくらの部屋2022-その2- 朝日に染まる 今朝4月19日美しく咲いた谷間の一本桜いつも咲き始めの時には私自身が焦り,戸惑う待っていたものがやっと訪れたという喜びにただ震えるままに逢いに行き,向かい合う朝も夕も夜もひたすら桜と向かい合うそして少し…

さくらの部屋2022

昨晩4月16日 今日は文学から少し離れて,桜の写真を載せます。ご了承下さい。 私にとって写真と文学はシンクロしています。桜を撮りに行くでも上手く撮れないそこで考え直してみた私は桜の何を撮りたいのだろう今年の桜の特徴はなんだろうお前はこの桜をもう…

中勘助7-夜歩く-

中勘助7-夜歩く- 夜,星を見上げる中勘助の「沼のほとり」は,雑誌「思想」に大正十一年七月から連載されました。時期的には話題になった問題作「犬」が「思想7号」に載ったその年のことです。「沼のほとり」は,大正十年一月一日から始まる日記形式の作品…

中勘助6「鳥の物語」

中勘助6-鳥の物語- カタクリ咲く4月11日何と言う暑さでしょうか。今日で4日目です。この暑さは例年ですと5月下旬の頃に感じているものですが・・・。4月の7日夜になんと珍しいハクチョウの鳴き交わす声が北へ遠ざかって行きました。一週間遅れの北帰行で…

中勘助5-水辺の自分その境界の消失-

カタクリまだ咲かず人は何かあるたびに水辺にたたずむ。水辺に立つということは自分では解しえない現実の脈絡もない筋書きを水という鏡に他人事のように写し出すためである。川や海が人の心を写し出す「鏡」となることを知っているからだ。一人つぶやきなが…

中勘助4-水辺に向かう心-

中勘助4-水辺に向かう心- 春霞の伊豆沼 昨日4月5日私が好きな絵にダビット・カスパー・フリードリヒの「海辺に立つ修道士」がある早速見てみましょう。デビット・カスパー・フリードリヒ『海辺に立つ修道士』(部分)1809-10人は水辺に立つと決して後ろを…

中勘助3「銀の匙」の伯母さん

中勘助3「銀の匙」の伯母さん 星の栗駒山への道中勘助はほぼ80歳まで生きたが,生まれた時にはそれは難産で,生まれてからも虚弱体質で,神経過敏で日にちを措かず頭痛に悩まされた子ども時代の苦労を語ったのが,この「銀の匙」という作品である。そうした…

特集 中勘助2「銀の匙」

今朝の内沼手触り,肌ざわり。触覚。そんな視覚以外の感覚をまざまざと喚び起こす読み物がある。そんな読み物に出会うと実に嬉しい。まず,谷崎潤一郎の「美食倶楽部」暗闇の部屋へ通されて女(らしい?)の指で口の中をれろれろと食前のマッサージを受ける。…

中勘助「銀の匙」

中勘助「銀の匙」 月輪舘より 春の終わりの川霧-月輪舘跡から北上川を見下ろす-罔象女ここ半月ほど中勘助を読んでいる。学生時代に「銀の匙」を読んで,その文章の巧みさに唸った。それから四,五年ほどの間は,「あなたが好きな作品は何ですか」と尋ねら…